Subject:
詩篇35篇 偽りとあざけり
From:
Miwaza Kanno
Date:
2004/06/02 12:32
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

あざけりと偽りについてまとめました。

■あざけりと偽りの反対は?:

この詩篇のなかでの敵の攻撃とは、口の攻撃であり、それは、偽りとあざけりです。詩篇35篇の中で偽りとあざけりの反対として、真理と賛美というものがでてきます。その、真理というのは偽りの反対で、賛美があざけりの反対です。敵は、偽りとあざけりでなにを攻撃しているのかというと、詩人の信じているところを攻撃しているのです。

■ヨブのストーリーと口の攻撃:

具体的なストーリーでいえば、この口の攻撃とは、ヨブのストーリーです。ヨブの友たちは、ヨブが苦しみの状態に陥った時に、彼が罪を犯したからこのような状態に置かれているなど、偽りをいいました。彼らは悪気があってこのようなことをしたのではないと思いますが、結局はヨブに対する偽り、あざけりとなってしまったのです。

■なぜ偽りとあざけりの攻撃をするのか?:

敵は、なぜ偽りとあざけりで詩人を攻撃し、詩人の信じているところを馬鹿にしているかと言うと、詩人が恥をかくようにするためです。詩人に恥をかかせることが、敵の攻撃の目的なのです。この、恥と言うはなしがまず出てくるのは、創世記のアダムとエバのストーリーです。また、シェイクスピアのヘンリー五世の中にも、敵将軍が負けた時に、恥と言う言葉を何度も使います。

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