Subject:
詩篇40篇 69篇の全体構造
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/07/08 11:41
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇69篇と詩篇40篇があまりにも似ていたので、三年前の詩篇69篇の構造を見て、詩
篇69篇の全体の構造を考えました。

A 1-4節 泥沼
 B 5節 愚知(神は私の愚かしさを知っている)
  C 6-7節 主を待ち望む(恥からの救いを求める)
   D 8-12節 侮辱の歌(見捨てられ、笑われる)

A 13-15節 泥沼(恵みとまことによって救いたまえ)
  C 16-18節 主を求める(恵みによる見顔の救いを求める)
 B 19節 恥知(神は私への恥を知っている)
   D 20-21節 見捨てられた歌(侮辱され、慰める者がいない)

A 22-28節 敵は泥沼(滅びの穴、ゲヘナ=ゴミ捨て場)
  C 29-32節 主を喜ぶ(主の御名を喜び、主は感謝のいけにえを喜ぶ)
 B 33節 貧知(主は貧しい者を知っている・覚えてくださる)
   D 34-36節 誉れと地継の歌(主のしもべは地を受け継ぎ全世界が賛美する)

1-12節は、敵からのはずかしめを受けていて、御名のために迫害されている。13-21
節は、十字架の苦しみで、詩人は神の御名に訴えている。22-36節は復活で御名に
よって救われている。最終的には地を受け継いでいる。

この構造には四つのポイントがあり、それが三回ずつ繰り返されている。

・穴 私は穴の中に入っているが神が彼を救い敵が穴に落ちる。
・主は知っておられる 神様は全知なる神様で、すべてのことを知っておられる。ま
た、私たちの愚かさ、罪も知っておられる。
・主を待ち望む 私は主の恵みにより頼み主を待ち望む。
・歌 私は敵の嘲りの歌となっている。しかし、神は私たちを救ってくださり、私た
ちは神を賛美することになる。

私が最初にざっと見たときは、最初に救って下さいと言って、私が恥を見ている、も
ういちど救って下さいと言って、敵が恥を見るように、最後に賛美するというように
見えた。まだ、よく分かっていない。

---------------------------
+かんのみくに@カンノファミリー
  mailto:mikuni@kanno.com
  http://mikuni.net/
  お手紙好きのくーちゃん
---------------------------