Subject:
詩篇38-41篇のつながり
From:
hikaru@4saito.com
Date:
2004/07/14 9:11
To:
Saiwainet

こんにちは。斎藤光です。
詩篇38-41篇のつながりを見ました。

●詩篇38篇
主よ。私の罪のためにあなたの大きな怒りで私を責めないでください。
私の命を求める者は、わなを仕掛け、欺きを語っています。
私は罪を告白します。どうか私を見捨てないでください。急いで助けてください、主よ。

●詩篇39篇
私は言った。悪者が私の前にいる間は口に口輪をはめておこう。
私は良いことにさえ、黙っていたので心の中は火で燃え上がった。
黙っていないでください。私の祈りを聞いてください、主よ。

●詩篇40篇
私は切なる思いで主を待ち望んだ。主は私の叫びを聞いてくださり、穴から救い出された。私は大きな会衆の中で義の良い知らせを告げ、あなたのみわざを隠しませんでした。あなたを愛する者があなたをほめたたえますように。私を顧みてください。主よ。

●詩篇41篇
幸いなことよ。弱っている者に心を配る人は。その人は災いの日に助け出される。
私を憐れんで下さい。私はあなたに罪を犯しました。私のパンを食べた親友までが、私に背いた。主よ。私を立ち上がらせてください。あなたの御顔の前に立たせてください。ほむべきかな。イスラエルの神、主。とこしえからとこしえまで。アーメン。アーメン。

★コメント(第1巻のまとめ)
この4つの詩篇で、共通しているのは罪の故に苦しんでいると言うところである。
38篇では、罪を犯していると言うことは3節や、18節で明らかである。
では、39篇では何が罪なのか?それは良いことにさえ、黙っていると言うことである。
その「良いこと」とはさんびだからである。その後でも、詩人は主の手が私の上にある、
と言っている。40篇では12節で「咎が私に追いついた」と言っている。
この4つの構造はABBAになっているような気がする。
A.38篇 私の罪のための裁き:近親の者の攻撃
 B.39篇 口の問題:黙っていたので苦しくなった
・私の望みはあなた
 B.40篇 口の問題の解決:神のみわざを賛美
   ・切なる思い出を待ち望んだ
A.41篇 私の罪のための裁き:親友の攻撃