こんにちは。菅野みくにです。

詩篇41篇はあわれむ神が中心ではなく、あわれむ人が具体的にどのような行動をする
のかが中心だったので、他の箇所から確認しました。

■マタイによる福音書5：7

あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

・この言い方は、詩篇41篇の言い方とポイント的には同じである。しかし、全く同じ
文章ではない。

■マタイによる福音書14：14

イエスは舟から上がられると、多くの群衆を見られ、彼らを深くあわれんで、彼らの
病気を直された。

・キリストは多くの群衆をご覧になり、彼らをあわれんで病気を癒された。キリスト
のあわれみの行動は人々の病気を癒されることである。

■マタイによる福音書23：23

忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、はっか、いのん
ど、クミンなどの十分の一を納めているが、律法の中ではるかに重要なもの、すなわ
ち正義もあわれみも誠実もおろそかにしているのです。これこそしなければならない
ことです。ただし、他のほうもおろそかにしてはいけません。

・パリサイ人たち、忌まわしい者たちは小さい物の十分の一献金はするが、律法の中
で一番重要な、正義、あわれみ、誠実をおろそかにしている。

■マルコによる福音書6：34

イエスは、舟から上がられると、多くの群衆をご覧になった。そして彼らが羊飼いの
いない羊のようであるのを深くあわれみ、いろいろと教え始められた。

・キリストは群衆をご覧になり、彼らが羊飼いがいない羊のようであるのをあわれん
で、彼らを教えられた。キリストのあわれみの行動としては、人を癒す、教えると言
うことが具体的に書かれている。

■ルカによる福音書6：36

あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。

・私たちは天の父があわれみ深いようにあわれみ深くあり、完全であるように完全で
なければならない。それで、私たちは敵を愛することが出来る。

■全体的なコメント：

新約聖書の中であわれみを探すと、特に福音書に多く出てくる。そこには、キリスト
が群衆をご覧になり、あわれんで、人々をいやし、人々を教えられると言うことが書
かれている。

また、人々は自分たちの病が癒されるように願うとき、キリストに向かって、「ダビ
デの子よ。私をあわれんでください。」と言っているところが多い。

手紙の中に出てくる、あわれみの箇所を見ると、兄弟たちを愛するという言い方と一
緒に出てくる。あわれむとは具体的に兄弟、隣人を愛すると言うことである。

---------------------------
＋かんのみくに＠カンノファミリー
  mailto:mikuni@kanno.com
  http://mikuni.net/
  お手紙好きのくーちゃん
---------------------------