Subject:
詩篇42篇 クロスリファレンス
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2004/07/21 12:15
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇42篇の5節のクロスリファレンスをみました。

■詩篇38篇:

ここは、”絶望している”ということについての、クロスリファレンスです。詩篇38篇のばあい直接は、絶望しているという言い方はでてきません。しかし、ここで詩人は深くうなだれて嘆いて歩いているという言い方で、表しています。深くうなだれて歩いているというのは、詩篇42篇の”あの群れと一緒にいき巡り”や”神の家へゆっくり歩いて行った”と正反対の話です。また、詩篇43篇2節などでは、38篇と同じように嘆いて歩く事になっています。

■詩篇71篇:

詩人は詩篇42篇で苦しみの中でも、ひどい状態にいます。ひどい状態というのは、詩篇42篇の5節でもわかるように、絶望してしまうような状態のことです。しかし、詩人はこのような絶望してしまうような状態にあっても、けっして主に待ち望む事をやめていません。詩篇71篇の詩人も同じです。彼の場合は、詩篇42篇の詩人と同じように敵に神様はいないという攻撃も受けています。詩篇71篇のばあいは、敵からの攻撃についての事が結構中心となっています。

■詩篇44篇:

詩篇42篇5節の後半のところに、神様の御顔の救いを待ち望んでいるという話が出てきます。この話は、詩篇44篇の3節にもでてきます。ここで、詩人が自分が自分を救ったのではなくて、神様の救いによるものであると告白しています。ここの救いの話で使われている、”御顔の光り”というのは、42篇の5節の”御顔の救い”のことのようです。この救いとは、敵からの本当の戦いでの救いを表しているようです。

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