Subject:
詩篇44篇 3年前の構造
From:
Date:
2004/07/28 9:06
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

3年前に考えた詩篇44篇の構造を見ました。

この詩篇は大きく分かれて3つになっていると3年前には考えた。これらは過去、現
在、未来の3つで、全体を流れるテーマは「忘れる」であると説明されている。そし
てその2番目の箇所が2つに分かれて、ABBAの構造になっていると説明している。3年
前のの構造の詳細はこのようになっていた。

A 1-8 神の力を忘れません

    B 9-16 神は拒んで忘れている
    B 17-22 私たちは忘れない

A 23-26 恵みを忘れないで

この構造の両方のAはキアスマスになっている。最初のAはabcbaのキアスマスになっ
ている。最後のAはabaのキアスマスである。

●1-8

a 1 先祖への「いつも」みわざ
    b 2-3 敵を追う、キー 神の力
        c 4 私の王
    b 5-7 敵を追う、キー 神の力
a 8 私はいつも誇る

aの共通点は「いつも」という部分であると説明している。1節では先祖たちにいつも
行ってくださったみわざを行ってくださいということを願っていて、8節では私たち
はいつも神を誇りますと言っている。1節に「いつも」という概念があるというよう
な考え方はできないことはないが、あまり説得力はない。

2-3, 5-7には敵に対して勝利するが、それは自分たちの手の働きによるのではなく、
主がやってくださったためであるということが書かれている。この部分の並行は明白
だとも言える。

そして中心に4節私の王、私の主であるという告白があるのである。

●23-26

a 23 起きて、拒まない
    b 24-25 忘れているのか、キー 私は倒れている
a 26 立ち上がって、恵みのゆえに

この構造ではaが起きる、そして立ち上がるという主の行動に挟まれて、忘れている
のかという訴えがある。

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+KeiyaKanno
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