Subject:
詩篇44篇 忘れる(ケイヤ)
From:
Date:
2004/07/28 12:33
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

「忘れる」、そして「忘れない」という言葉はこの詩篇の中で大切なキーワードであ
り、この詩篇全体を流れるテーマである。この言葉は契約的な言葉なので、特にたく
さんでてくる箇所は契約の書である申命記である。それで申命記の中で忘れるという
言葉を見ました。

●申命記4:9

ここでモーセは主の命令を変えないで、それを守りなさいということを命令する。こ
の命令を守るなら、偉大な国民となり、主は近くに来てくださるのである。そして
モーセは主が十戒を与えられたことなどを覚えて、それを忘れず、子供たちに教えな
さいと命令している。主がなさったことを忘れないだけでなく、主のなさったみわざ
を語り継がなければならないのである。

詩篇44篇で民は先祖たちから聞いたことを思い出し、主のなさったことを忘れること
はしないということを言っているが、これは命令を守ってやっていることである。

●申命記4:23

モーセは民に主がどのように十戒を与えてくださったかを思い出させたあと、そこで
主の姿を見なかったので、偶像を作ってはならないということを命令する。彼はカナ
ンの地でその地の住民のように目に見えるものを礼拝してはならないということを命
令する。これは主の結ばれた契約なので、忘れてはならないと彼は言い、もし忘れた
なら、国々に散らされ、根絶やしになると警告するのである。

●申命記4:31

偶像を礼拝するなら滅ぼされるということをモーセは警告するが、同時に主を求め
て、主に信頼するなら、主は絶対に誓ってくださった契約を忘れないということも
言っている。これは主があわれみ深い神だからである。

●申命記6:12

主はただひとりであるので、全力で主を愛しなさいと命令されている。私たちはこの
命令を自分で守り、自分のものとするだけでなく、自分の子供に教えなければならな
いと言われている。主がカナンの地に導かれ、祝福された時に彼らが主を忘れないた
めである。

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+KeiyaKanno
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