Subject:
詩篇45篇 雅歌との対比(ケイヤ)
From:
Date:
2004/08/06 11:11
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇45篇は王の結婚の歌である。王の結婚と言えばソロモンの雅歌なので、詩篇45篇
と比べてみました。

まず王を愛している人は王の香りについて話している。王の香りは香油のようである
と言っているが、これは45篇とつながっている。詩人は王の着物が香油の香りである
ということを話している。またあとのほうでは自分も香りを放っているということを
話している。

このあと王を愛している人は王の奥の間に連れて行かれたということを話している。
これは45篇にもでてきて、王の妻の話である。つまり奥の間に連れて行かれるという
ことは妻にするということである。

2章の最初で「私は谷のゆりの花」と言っているが、これは詩篇45篇の題につなが
る。そこで詩篇45篇は「ゆりの花」という調べに合わせて歌われたということが説明
されている。この花は王の結婚に関係があるのかもしれない。

3章ではソロモンがどんなに偉大かが書かれている。彼は香りに満ちていて、彼の周
りには軍がいる。また彼の乗るみこしは飾られていた。

4章でソロモンは愛する人がどのような人なのかを描いている。その中に彼女の姿、
香りに関する事がでてくる。彼女は着飾っているし、香りに満ちている。

反対に5章では花嫁がソロモンのことを描いている。そこにソロモンが宝石に満ちて
いたということが言われている。これは詩篇45篇にでてくることである。

6章と7章にはまたソロモンの愛する人のことが書かれている。彼は愛する人の美しさ
について長く語っている。

最後の8章も前の7章と同じようなテーマが語られている。

このように見ると雅歌には香りの話がたくさんあったり、王と王妃の姿について語ら
れているので、とても詩篇45篇に似ているということが分かる。

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+KeiyaKanno
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