Subject:
詩篇47篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
Date:
2004/08/23 10:23
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

A 1 神を賛美せよ

    B 2 まことに、主は王である

        C 3 国々を従わせる

            D 4 神は誉れである相続地を私たちのものとされる

                X 5 主はは喜びの中を上って行った

A 6 神にほめ歌を歌え

    B 7-8 まことに、神は全地の王、王座に着いている

        C 9 国々の民は集められる

            D 10 地の盾は神のものであり、神は高められる

●構造の説明

この詩篇は4節の最後にあるキーで前半と後半に分かれていて、5節が中心になってい
ると考えられる。

Aでは神を賛美するようにと言って国々の民、主を王とする民を招いている。特に6節
では4回も主を賛美するように命じている。

次のBには賛美する理由があるように思われる。その理由とは主が王だからというこ
とである。主は全地の王であられる。

対照的にCでは王なる神の民について書かれている。全地の王は国々を従わせ、国々
をご自分の所に集められる。

最後のDには2つのテーマがある。「自分のものとする」ということと、「栄光あるも
のである」ということである。最初のDでは神がご自分の民に受け継ぐ地を与えてく
ださり、それを誉れとしてくださるということが言われている。最後のDでは神が地
の盾を持っていて、その神が高いお方であるということが言われている。

中心は5節であり、そこで主が上って行かれるということが書かれている。

●気が付いたこと

・この短い詩篇の中には繰り返しが何度もある。例えば、「歌え」という言葉は5回
もでてくる。「国々」という言葉も4回ほどでてくる。

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