みーちゃんです。
詩篇49篇は”ミニ伝道者の書”ということだったので、伝道者の書と対比してみました。
■伝道者の書の100文字文:
伝道者は言う。すべては空の空である。
なぜなら、愚か者も知恵のある者も、結局は同じ結末で終わるからである。
知恵を持って苦労して働いても、その苦労した分を与えなければいけない事もある。
しかし、神様はすべての善と悪を、隠れているものまでもさばかれる。
そのさばきの主を恐れて生きる事こそ、人間のすべてである。
■苦労しても空の空:
これは、1章だけではなくて、この書物全体のテーマとなっています。詩篇49篇では、この世の人々がこの空しい状態に陥っています。なぜなら、彼らは自分がこの世で富んでいるので、安心しているからです。しかし、実は彼らは何も死んだ後にもって行く事はできません。これが、空しいという話です。このような、空しい人々は詩篇49篇にもあるように、愚か者たちの事です。この人たちのように、この世で祝福されて、栄えているように見えても、悟りがないのでは、単なる空しい者となっています。
■愚か者と同じ結末になる者は?:
ここに、愚か者の結末についての話が出てきますが、愚か者はこの結末に行き着くために、詩篇49篇13節にでてくる道を歩きます。しかし、伝道者は知恵のある者も、愚か者と同じ結末に行き着く、といっています。だから、すべては空しいという事です。この結末とは、知恵のある者も愚か者も同様に、いつかは忘れられて死んでしまうということです。
■主を恐れなさい:
愚か者の結末は死であり、知恵のある者の結末も死であるために、伝道者は空しいと言っていましたが、最終的に正しい者たちは何をすれば良いのでしょうか?それは、伝道者の書12章13節のところにある、伝道者の書の結論の通り、主を恐れるという事です。主を恐れるという事をしないのは、詩篇49篇にもある、悟りがない獣ということになります。私たちは悟りがないとただの獣のような者ですが、主を恐れるという事によってぜんぜん違う者になってしまうというのは、とても興味深いところです。
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