Subject:
詩篇49篇 伝道者の書
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2004/09/08 10:54
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇49篇と伝道者の書を対比しました。

■伝道者の書1章:

ー労苦しても何の益にもならない:
詩篇49篇10節 ー 愚か者は最後に死ぬが、知恵のある者たちも同じように死んでしまい、とこしえまでも生きながらえるということはない。愚か者たちは、自分たちの家がとこしえに続くものと思い込んでいる。しかし、愚か者も知恵のある者も、結末として死んでしまう。

ー記憶される事はない:
詩篇49篇11、12節 ー 人々は栄華のうちに決して留まる事はできない。たとえ、栄誉が自分の家に与えられても、それはつづくものではない。しかし、人々は永遠に続くと思い、自分たちの名を土地につけてしまう。しかし、彼らの富と名誉をもって行く事は決してできない。

ーむなしいものだ:
詩篇49篇12、20節 ー 人々は栄華のうちにあっても、悟りがなければ、滅んでしまう獣と同じである。愚か者たちはこれを無視している、というとても空しい者である。彼らは、自分で自分を祝福しているが、それは、死んでしまえば無くなる者であることを知らない。

■伝道者の書2章:

ー快楽を味わってみよ:
詩篇49篇6節 ー 伝道者は快楽という者が、なんともむなしいものであることを告げる。しかし、この世の人々はそれでも富を誇りとし、財産に信頼する者がいる。彼らは、この世の事しか考えていないので、すべては永遠に続くと思い込んでいる。

ー知恵のある者と愚か者:
詩篇49篇13節 ー 伝道者は知恵が愚かさよりも勝っていることをみたが、その二つが同じ死という結末で終わる事を見た。知恵のある者は光りを中を歩み、愚か者は闇の中を歩んでいたが、行き着くところはふたつとも死であった。

ー後継者のために残すもの:
詩篇49篇10節 ー 知恵のある者も愚か者と同じように、相続を後継者に残すが、二人ともその後継者が、知恵のある者か愚か者かは分からない。しかし、知恵のある者の労苦を、どちらかが支配する事になる。つまり、知恵のある者がいくら労苦をしても、愚か者がその結果を支配するかもしれないという事である。

ー日の下の骨折りの意味:
詩篇49篇18節 ー 知恵のある者たちの日の下の骨折りは、どのような意味があるのか?彼らの労苦はどのような実を結ぶのかわからない。また、その一生には悲しみや悩みがたくさんある。この一生の中では、愚か者の方が幸せな暮らしをしているように見える。

--------------------------------------
 :: Miwaza Kanno ::
    miwaza@miwaza.com
 http://miwaza.com
 God be with you :)
--------------------------------------