Subject:
詩篇50篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
Date:
2004/09/13 10:42
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

1-3 主は全世界に向かって語り、来てさばかれる

4-15 聖徒のさばき

    a 4 民をさばくために集める (導入)
      b 5 契約を結んだ聖徒たちよ
        c 6-9 戒めるが、いけにえについてを責めるのではない
          d 10-13 すべては私のものであることを知れ
            e 14-15 感謝のいけにえを捧げて、救い主をあがめよ

16-23 悪者のさばき

    a 16a 悪者への言葉 (導入)
      b 16b 契約、おきてを語るのか
        c 17-21 言葉で悪を行てきたことを戒め、責める
          d 22 これらのことをわきまえよ
            e 23 感謝のいけにえを捧げる人は、救いをあがめる

●構造の説明

この詩篇は導入、聖徒へのさばき悪者のさばきの3つに大きく分けることができる。
そして4-15と16-23が5つに分かれて対比されている。

●問い

・感謝のいけにえとは何か?

●気が付いたこと

・この詩篇の主語は人間ではなく、神である。神が語られたことを詩篇にしている。

・出だしは詩篇49篇の始まりと似ていて、言葉を全世界に語ろうとしている。しか
し、49篇では詩人が、50篇では神が語っている。

・6aは詩篇19篇を思い出す言い方であり、天が神について語るということが言われて
いる。

・7-15にでてくるいけにえを私は求めていないというテーマは詩篇51篇にも続く。

・この詩篇を読んで考える時に14節と23節にでてくる「感謝のいけにえ」が何を指し
ているのかを考えるのかは大切である。「感謝のいけにえ」という言葉調べると、レ
ビ記では和解のいけにえの1つとして書かれている。和解のいけにえは「感謝のいけ
にえ」、「誓願のささげ物」、「進んで捧げるささげ物」の3つに分けることができ
る。この中で「感謝のいけにえ」が最も聖なるものである。そのためにこれは捧げた
日のうちに食べなければならないのである。詩篇の中で「感謝のいけにえ」の箇所と
して有名なのは詩篇100篇で、題に「感謝のいけにえの歌」と書かれている。

●研究課題

・感謝のいけにえの箇所を見る

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