Subject:
詩篇50篇 2つの罪のストーリー(ケイヤ)
From:
Date:
2004/09/15 12:12
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇は前半と後半に分かれ、それぞれで取り扱われている罪があるということを
昨日と今日の聖書研究で学んだ。前半では律法を表面的にだけ守っているという罪が
書かれている。これを違う言い方で言うなら、律法、神の与えてくださった命令を達
成していないということである。後半には律法を守らないという罪が書かれている。
私たちは律法に反逆するという罪の方が表面的にだけ守っているという罪よりも重い
と考えてしまいがちだが、両方とも同じように重い罪である。そのことをもっとよく
理解するために聖書の中にでてくる罪のストーリーを分析しました。

●アダムとエバ

最初の罪において

サタンは蛇の姿でエバを誘惑したが、その時にサタンは神の命令に逆らい、反逆して
善と悪の知識の木の実をたべても死ぬことはないと言った。エバはそれを信じ、一緒
にいたアダムもエバが死なないのを見て食べた。これは明らかに詩篇50篇の後半にで
てくる律法に対する反逆の罪である。

●カイン

アダムとエバの息子であり、エバが神の約束してくださった子供であると思っていた
カインは律法に反逆する者であった。

カインは礼拝の時になって自分の弟アベルと一緒にささげ物を捧げた。しかし、カイ
ンの捧げたものは最良ではなく、アベルの捧げたものが最良であったので、アベルに
目を留められた。それに対してカインは怒り、自分の弟を殺してしまった。

このストーリーを見ると同じ人が律法を満たさない罪と律法に反逆する罪を犯すこと
になるということを見ることができる。まずカインは詩篇50篇の前半で言われている
ように表面的ないけにえを捧げたので、神は目を留めることはされなかった。それに
対して怒ったカインは詩篇50篇の後半に書いてあるように自分の兄弟を殺してしまっ
たのである。

●セツの子孫

カインがアベルを殺してしまったために、アベルの代わりに与えられたセツの子孫は
増えたが、彼らはノアの時代にカインの娘たちと妥協してして結婚してしまった。こ
れは詩篇50篇の前半に書かれている律法を表面的にだけ守るという罪である。神は人
間に「生めよ。ふえよ。」という命令を与えられた (創世記1:28)。しかし、セツの
子孫は結婚はしたが、カインの娘たちと結婚するという間違ったことをしてしまっ
た。そこから神に反逆する偶像礼拝が生まれ、暴虐で地が満たされることになった。
この罪に対するさばきは人間、動物などを世界から一掃するということであった。こ
のさばきから決して律法を表面的に守るということが軽い罪ではないということを見
ることができる。

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