Subject:
詩篇52篇 新約聖書で偽り(ケイヤ)
From:
Date:
2004/09/30 12:29
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

3節にある「偽り」という言葉を新約聖書の中で見ました。3つのルカの福音書の箇所
を見たが、全部「不正」というように訳されていた。そのように訳されているという
ことを見ると52:3の偽りという言葉を不正というように訳すことは可能であると考え
られる。それでここの偽りはさばきにおいての偽りだと考えられるのかもしれない。

●ルカの福音書13:27

ここが新約聖書で詩篇52篇と同じ「偽り」という言葉がでてくる箇所の最初である。

24節からの箇所で主イエス・キリストは23節にある「救われる者は少ないのですか」
という質問に答えられる。まず主イエス・キリストは狭い門から入るように命じられ
る。そのことに関して25-27で例えを話される。それは家の主人に開けて入れてくだ
さいと言っても偽り者を入れることをはしないという例えである。ここで不正を行う
者とは偽り者という言葉である。それでここで主イエス・キリストを呼んでいる者た
ちは漠然とした不正な者ではなく、偽り者であるということが分かる。主イエス・キ
リストは彼らが偽りを愛していたので、ご自分の家、幕屋から引き抜かれるのであ
る。

●ルカの福音書16:8, 9

主イエス・キリストは16章でこの世の管理者の例えを話される。例え話の中で主人の
財産を管理している管理者が不正ではあったが、抜け目なくやったということが言わ
れている。こでも同じように偽りという言葉は不正と訳されている。

●ルカの福音書18:6

18章は悪い裁判官についての例えである。主イエス・キリストは人を義しくさばかな
い裁判官でもしつこく願うなら、願いを聞いてくれるのだから、天の父は必ず聞いて
くれるということを教えている。ここで悪い裁判官は不正だと言われているが、これ
は詩篇52篇の偽りという言葉である。

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