こんにちは、+イトウショウです。

詩篇53篇と52篇を比較しました。

●前置き

この詩篇は14篇とほとんど同じであることは皆さんも知っています。この詩篇が続き
通しにあるなら、普通に比較すればよいのですが、2つは第1巻と第2巻に分かれてい
るので、普通に比較したのでは考えられない。詩篇14篇を考えたときには、13篇と対
比しました。53篇を考えるときにも、似ている52篇と考える必要があります。これに
よって、第1巻と第2巻のつながりが見えてくると思います。

●対比

2つの詩篇には共通の言葉がいくつか出てくる。どちらの詩篇にも悪者、愚か者に対
する報いの話が出てくる。52篇の前半は偽りについてであった。偽りというのは、愚
か者が神はいるのにいないと言うことである。

53篇の愚か者は神を否定し、不正を行っているが、彼はこれを52篇にあるように誇っ
ている。彼は善を行わずに、悪を愛している。

神はそのような者を必ず裁く。悪を誇っている者は神の幕屋から、全地から引き抜か
れる。53篇では彼らをはずかしめ、捨てたと書かれている。捨てた結果は52篇にある
とおりである。

両方の詩篇にも正しい者、神の民についての記述がある。52篇では、正しい者が祝福
されて神に感謝すること、53篇では正しい者が救われ、喜びの中にはいることが書か
れている。

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　　Shou Itou
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