Subject:
詩篇53と52篇の比較(こう)
From:
"Koh Aoki" <koh@arkios.co.jp>
Date:
2004/10/06 21:24
To:
"saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こうです。詩篇53と52篇を比較しました。

●言葉の悪

詩篇52篇で悪者は舌を使ってあくを計画し、その舌は刃物のようである。
53篇でも悪者は心の中で神はいないといっている。

●善を行うもの(反対のこと)

52篇では「正しいものら」というように善を行うもののことが複数形で書かれてい
てたくさんいることが分かる。
しかし、53篇では「善を行うものは一人もいない」というのが二回出てきて、強調
されている。

●恐れ

52篇と53篇の両方に恐れというのが出てくる。
しかし、52篇では正しい者らが神を信じて恐れるということである。
53篇では悪者が単なる恐怖心を持つということである。
ここはアダムとエバのところにつながる。
アダムとエバは二人とも食べた後に怖くなり隠れる。
ここも同じである。

●さばき

神は52篇でも53篇でも悪者を裁かれる。
52篇の悪者に対するさばきは打ち砕き、根こぎにされるというもの。
53篇では骨を撒き散らし、はずかしめ、捨てられた。
この二つのうちで同じようなさばきは二つある。
一つは「骨を撒き散らす」というのと「打ち砕く」のふたつでもう一つは「根こぎ」
と「捨てられた」である。

以上です。


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Koh Aoki
koh@arkios.co.jp
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