Subject:
詩篇53篇 13,14,52篇との関係
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/10/07 12:11
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇52篇、53篇と、詩篇13篇、14篇の関係を見ました。

■詩篇13篇:

問 1-2節 神はいない 神がいつまでもいないように見える、御顔を隠している
解・裁 3-5節 敵が勝ちどきを上げて喜ばないように 恵みに拠り頼む
歌 6節 主が豊かにわたしをあしらわれたので歌を歌う

■詩篇14篇:

問 1-3節 善を行う者はいない 神は天から見下ろすが、善を行う者はいない
解・裁 4-6節 不法を行うものらは恐れる 主は正しい者の避け所となってくださ
る
歌 7節 ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ イスラエルの救いが来たら

■詩篇52篇:

問 1-3節 欺くもの、偽りものによる口撃と舌撃
解・裁1 4-5節 欺きの舌は根こぎにされ、打ち砕かれる
解・裁2 6-8節 正しい者は恐れて笑う 正しい者は恵みに拠り頼んで実を結ぶ
歌 9節 主のいつくしみ深い御名に感謝する

■詩篇53篇:

問 1-3節 善を行う者はいない 愚か者は腐っていて、不正を行う
解・裁 4-5節 民を食い物にする者は恐れ、神に捨てられる
歌 6節 神がイスラエルのとりこを返されるときに、ヤコブは楽しめ。イスラエル
は喜べ。

■コメント:

すべての詩篇は問題、裁きと解決、賛美という構造になっている。「問」は問題。
「解・裁」は解決と裁き。「歌」は賛美と言うことを表している。

この4つの詩篇全部は最後に歌を歌ったり、楽しんだり、喜んだり、主を賛美して終
わっている。13篇では神様がいないように見えるが、神が地をご覧になると善人がい
ない。

また、詩篇14,52,53篇の3つの詩篇全部に、出てくることばは、「恐れる」というこ
とばである。詩篇13篇には出てこない。詩篇14篇では、不法を行うものが恐れてい
る。詩篇52篇は、欺きの舌が根こぎにされたことを見て、正しい者が恐れている。詩
篇53篇では、愚か者が恐れている。

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