Subject:
詩篇53篇 チャートのまとめ(ケイヤ)
From:
Date:
2004/10/19 10:31
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

今日の詩篇研究ではこの詩篇をもっと深く理解するためにチャートを書きました。
チャートを書く時に最初は神人関係で考えようとしたが、それだけでは足りないの
で、他の関係はないかということを見た時に場所が大切だということにも気が付いた
ので、その2つの関係においてチャートを書きました。今日はそのチャートを文章で
まとめます。

●神人関係

この関係で土台となっているのは3種類の登場人物である。まず「YHWH」、次に「詩
人」、そして元はともであったが、今は「敵」になってしまった者たちである。

まず1節と2節で「詩人」は「YHWH」に向かって祈っている。このように祈っているの
は「敵」が攻撃しているからであるということを「詩人」は3節で訴えている。その
ような敵に対するさばきを「詩人」は「YHWH」に9-11で求めている。求めていること
は「YHWH」が「敵」をバベルの塔の時のように分裂させるということである。さらに
「詩人」は12-15で自分の敵は見知らぬ者ではなく、友人であった者たちであるとい
うことを訴えている。しかし、「詩人」は「YHWH」に祈るなら聞いてくださり、
「敵」をさばいてくださることを16-19で確信している。それは「敵」が自分の
「友」である友人にまで手を出して言葉で攻撃したからである。22節で「詩人」は
「YHWH」に主にをゆだねるなら、助けられるということをもう一度確信し、23節で
「YHWH」は「敵」を穴に落とされるが、「詩人」は「YHWH」に拠り頼むという結論を
言っている。

●場所関係

この関係において大切なのは4つの場所である。敵がいる「町」、詩人が逃れたいと
思っている「荒野」、敵がさばかれる場所である「穴」、そして「YHWHのおられる場
所」である。

詩人は敵によって攻撃を受けているので、6-8のことを言った。彼は翼を持って敵
や、彼らの恐れから「荒野」に逃げたいということを願っている。また彼は自分の敵
がさばかれることを願っている。彼は9節で主に敵のさばきを求める時に敵のいる
「町」がどんなにひどいのかを10節と11節で訴えている。彼は敵がさばかれるという
時に15節にあるように彼らが穴に落ちるということを求めている。彼は16節からの箇
所で確信をしているが、それは22節と23節にあるように主に重荷をゆだね、拠り頼ん
でいるからである。言い換えるならば彼は「YHWHのおられる場所」に行っているので
ある。また確信しているのは23節にあるように敵が必ず「穴」に落ちることを知って
いるからでもある。

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+KeiyaKanno
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