みーちゃんです。
詩篇55篇の構造をまとめました。
■全体:
1-15節:救ってください(望みなし)
16-23節:救ってください(望みあり)
全体は2つに大きく分ける事ができます。それは、1-15節と16-23節です。この二つは平行していて、それぞれ5つずつに分ける事ができます。前半の方は、まだ救いの望みがないように見えますが、後半になると、救いの望みをダビデが持ち、解決が見えてきたように思われます。
■1-2節、16-17節:
ここの二つのところは、神様にダビデが祈っているところです。両方のところでダビデは泣いていますが、その二つの”泣”は全然違うものです。最初の”泣”はただ苦しくて泣いています。しかし、次の”泣”で望みのある”泣”が見られます。
・私の祈りを聞いて答えてください
・私が呼ばわると主は救ってくださる
■3-8節、18節:
この二つは苦しみからの具体的な救いを求めています。3-8節でダビデは荒野に逃れたいと言い、18節のところでは魂があがないだされるようにという事を求めています。両方とも、敵からの攻撃からの敵の挑戦の話です。
・敵の攻撃のために苦しんでいる+逃げたい
・たましいを敵からあがないだしてください
■9-11節、19節:
9-11節で悪者が普通に町の中で歩いたりしているという事が分かりますが、それは、主への恐れがないという事だと思います。また、この二つの区分で特徴的なのは、神様が悪者の言葉を混乱させるという事と、悪者を悩まされるという事です。
・町に敵が横行している
・神様は敵を悩ませられる+敵は主を恐れない
■12-13節、20-21節:
ここは、詩篇55篇の中でダビデが苦しんでいる理由の究極的なところが書かれている箇所です。なぜ、ダビデがここまで苦しんでいるか、それは彼を苦しめている敵が、ただ外から来た敵などではなく、自分と一度は仲間であった裏切り者だからです。
・私の敵とは私の仲間であった者
・敵は優しい仲間のように見えるが攻撃してくる
■14-15節、22-23節:
ここは、ダビデが神様に求めている、敵対する悪者に対してのさばきです。二つの節で共通しているのは、ダビデが悪者が穴に落ちる事を求めているということです。なぜなら、ダビデはこの悪者によって一時は穴に落ちた状態に置かれてしまったからです。
・私の敵が生きたままよみに下るように
・主は私の事を心配し敵のことをさばかれる
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