Subject: 詩篇篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ) |
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Date: 2004/10/25 10:31 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+KeiyaKannoです。
●構造
1-6 敵の攻撃を受けているので信頼する
A 1-2 敵が一日中戦いで踏みつけている
B 3-4 私は信頼しているので恐れない×2、みことばを賛美する
A 5-6 敵が一日中わざわいを加え、いのちを狙っている
7-13 私を救い出してくださったので賛美する
A 7-9 敵からの救いを求める
B 10-11 みことばを賛美する×2、信頼しているので恐れない
A 12-13 いのちを救い出してくださった
●構造の説明
この詩篇は3-4と10-11のほとんど同じ文章を中心とした1-6と7-13の2つに分かれる。
1-6の中心テーマは敵が一日中攻撃しているという状態にあっても信頼しているとい
うことである。7-13では神がいのちを救ってくださるということを賛美している。
3-4と10-11が全く同じでないということは大切である。それは1-6と7-13を細かく見
ればよく分かる。
1-6のAでは両方とも一日中敵が攻撃しているという状態を訴えている。彼らは詩人を
踏みつけ、言葉を痛めつけたり、いのちを狙ったりしている。中心は3-4であるが、
ここでそのような敵の中にいるという状態にあっても神に信頼しているので、恐れな
いということが強調されている。
7-13のAでは神が敵から救い、またつまずきからも救ってくださったということを
言っている。そして10-11ではみことばを賛美するということが2回繰り返されていて
強調されている。
●問い
・この詩篇において言葉とは何か?神のみことばの具体的な内容は何か?敵が一日中
詩人に言葉を攻撃するとはどのようなことか?
●気が付いたこと
・12節と13節は詩篇116篇と関連している。13節は116:8, 9とかなり似ているし、12
節にある感謝のいけにえと誓いという2つのテーマは116:17, 18にでてくる。
・感謝のいけにえと誓いというテーマは詩篇50:14にもセットででてくる。
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+KeiyaKanno
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