Subject: 詩篇56篇 構造(ケイヤ) |
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Date: 2004/10/26 11:42 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+KeiyaKannoです。
詩篇56篇を学ぶにあたって大切なことの1つは4節と10, 11節にあるコーラスの部分で
みことばを賛美しているが、そのみことばとは何かを考えることである。それを考え
るために詩篇56篇の構造を考え直しました。
●構造
1-6 敵が一日中攻撃している
A 1-2 敵が一日中戦っている
B 3 恐れのある日の信頼
C 4 コーラス
A 5-6 敵が一日中わざわいを加え、いのちをねらっている
7-13 神はいのちを救われる
A 7-8 さすらいを知っているのでさばいてください
B 9 呼ばわる日に味方である
C 10-11 コーラス
A 12-13 神はいのちの光のうちに救ってくださった
●構造の説明
この詩篇には4節と10, 11節というほとんど同じような言い方が2回繰り返されている
のでそれを覚えて構造を考えなければならない。そうするとキアスマスの構造か、前
半と後半に分けてそれぞれが対比しているという構造のいずれかが考えられる。この
詩篇がキアスマスであるということはDavid A. Dorseyが言っているが、内容を見る
とキアスマスになっているということは考えにくい。そうすると前半と後半に分けて
考えるのが妥当である。
前半と後半に分けるとしたらその中が3つに分かれるが、その3つのつながりは2つ考
えられる。1つはABCが2回繰り返されているという構造で、もう1つは前半がABAと後
半がCBCになっているという構造である。私はこの詩篇がABAとCBCの構造になってい
ると考える。
前半の1-2と5-6が類似しているということを考えることはあまり難しくない両方の箇
所で悪者は一日中攻撃している。後半の対比も難しくない。7-8と12-13で主は救って
くださるということを信じ、歌っている。
コーラスの前にある3節と9節は対比されていて同じようなテーマによってコーラスを
盛り上げているような雰囲気がある。神は~の日に味方であり、信頼されるお方であ
る。
そして中心の4節と10, 11節が来るのである。
このように構造を考えることはしたが、みことばについてこの詩篇で言われている確
かなことは分からなかった。ただ明らかなことは神がみことばをなして攻撃している
敵から救ってくださったということである。
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+KeiyaKanno
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