みーちゃんです。
■大きく分けたとき:
詩篇55篇の構造は大きくまとめて、1-7節と8-13節というように、前半と後半に分けてみましたが、今回は、その前半と後半に題を付けてみました。題をつける時に、まず細かく分けた内容を見てみますと、前半と後半共に六つに分かれていることがわかります。この二つの区分の中心は、主に信頼するということで、神のみことばをほめたたえるということが強調されています。
■前半と後半の真ん中:
前半と後半の真ん中は二つに分かれていて、両方とも一つの区分は”御言葉を賛美する”ことと、”神様に信頼する”ことについての話です。もう一つ真ん中で対比されているのは、”呼ばわる日”と”恐れのある日”ということで、大きく分けた時の題に影響しています。
■前半について:
多くの人は前半を見る時に、”一日中苦しめられている”というところに目がいってしまいますが、ここも大切なんですが、主に信頼するということが中心になっています。これは、後半と同じです。前半は”あわれんでください”というところから始まっていますが、これは、7節の”敵に対して怒ってください”というのと対比しています。この”あわれんでください”というのは、主に信頼する者についてのことです。
■後半について:
後半の始まりのところには、とても興味深い対比がでてきます。それは、8節のAと13節のことで、最初に詩人はさすらっていますが、13節になると神様の御前を歩んでいます。また、8節のところで詩人は泣いていますが、13節で詩人の状態は一転し、命のなかにいます。この状態の変化は、前半と後半の大きいところでも見られます。前半で詩人は死んでいますが、後半になると神様によって救い出され、詩人は命の中に置かれます。
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