Subject:
詩篇57篇の構造と問い
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/11/01 10:28
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇57篇の構造と問いを考えました。

【テーマ】
・私をあわれんでください
・神は恵みとまことを送られる
・あなたの栄光が全世界であがめられるように
・私の心は揺るぎません
・私はほめ歌を歌いましょう

【構造】

1-5節 死の状態の中からの祈りと救い

 A 1a節 神よ私をあわれんでください
  B 1b-2節 私のたましいはあなたに呼ばわる
   C 3節 神は天から恵みとまことを持って救われる
    D 4節 私は獅子の中にいる、むさぼり食う者の中にいる
     X 5節 あなたの栄光が天であがめられ、全世界であがめられますように

6-11節 救われた状態からの賛美と悪者への裁き

    D 6節 私の敵は私の足を狙って網を仕掛けるが自分でその中に落ちる
 A 7a節 神よ私の心は揺るぎません
  B 7b-9節 私はほめ歌を歌います
   C 10節 あなたの恵みとまことは大きく天に及ぶ
     X 11節 あなたの栄光が天であがめられ、全世界であがめられますように

【構造の説明】

この詩篇の始まり方は、詩篇56篇と同じである。また、コーラスもある。5節と11節である。また、1節の二行と7節の二行も似ている。それは、同じことを二回繰り返して言っているからである。

前半の1-5節は死の状態、穴の中にいる状態から、神に呼ばわって、「私をあわれんでください」といっている。後半の6-11節では、悪者がさばかれて、穴に落ちる。私は祈りではなく、賛美をささげて、「私の心はゆるぎません」といっている。

今週の詩篇の構造を考えるときに6節が変な位置に入っている。

【大切な節】
・5,11節 神よ。あなたが、天であがめられ、あなたの栄光が、全世界であがめられますように。

【3キーワード】
・あわれんで
・救い
・賛美

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