こんにちは。菅野みくにです。
詩篇57篇でどのようなことを研究すればよいのか、どのようなところに気がつけばよいかを考えました。
・詩篇57篇の5節と11節は誰が見ても同じなことが分かる。詩篇56篇と同じようにコーラスがある。神の栄光が天で、全世界でも賛美されるようにという内容である。
・詩篇57篇の構造を考えるときに6節が邪魔になってしまう。10節と11節の間に6節があったらよかったのに。そうしたら、4節と6節を並行させることが出来る。しかし、6節は4節と違って悪者が穴に落ちている。
・1節と7節も並行している。同じことを同じパターンで二回繰り返しているからである。1節は私をあわれんでくださいが二回だが、7節は私の心はゆるぎませんが二回ある。
・詩篇57篇の3節と10節は並行している。まず、二つの節に同じキーワードがあることが分かる。「恵みとまこと」である。神様は「天から」恵みとまことを送られる。神様の恵みとまことは大きく、「天、雲」にまで及ぶ。
・あと気がつかなければならないのは詩篇57篇の7-11節が詩篇108篇の1-5節と同じということ、詩篇108篇の6-13節が、詩篇60篇の5-12節と一緒であるということである。このことによって詩篇60篇とも一緒に見なければならないということになる。
・詩篇57篇の1節と7節を考えるために必要な言葉は、詩篇56篇のキーワードであった。それは、「恐れる、恐れない」というキーワードである。あわれんで下さいと祈るときは苦しみのとき、穴の中にいる状態のときである。苦しみ、死を恐れてしまう。しかし、7節で心はゆるぎませんといえるのは、恐れないからである。
・最後に研究してたどり着かなければならないところは黙示録である。
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