Subject:
詩篇57篇 構造(ケイヤ)
From:
Date:
2004/11/02 12:33
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇57篇についてもっとよく知るために構造を考え直しました。今日は3年前に考え
た構造と比べてみました。

今日、構造について話し合った時に、詩篇56篇と同じようにコーラスがあるというこ
とを考えた (5節と11節)。そして1節では「あわれんでください」が、7節には「私の
心はゆるぎません」があるということにも気が付いた。さらに3節と10節には天から
の恵みとまことと、天にまで及ぶ恵みと雲にまで及ぶまことについて書かれている。
このようなことから1-5と7-11にまとめたいのだが、問題がある。

その問題とは4節と6節、特に6節の位置付けである。両方とも穴の話があるが、それ
が6節の位置にあるために構造を考える時の障害になっているのである。もしこれが
10節と11節の間にあったなら、簡単であった。しかし、あえて6節がこの場所にある
のを考えなくてはならない。

前回詩篇57篇を学んだ時にはこの対比を無視して、1節と7節、5節と11節の関係を重
視していました。

前回の構造をまとめると以下のようになります。

A 1-4 神の恵みによりたのむ

  a 1 神の中で神を呼ぶ
      b 2 すべてを成し遂げられる神を呼ぶ
      b 3a 天から送り迫害しているものを滅ぼす
  a 3b-4 穴の中にいると恵みとまことを送られる

    B 5 賛美: アーメン、ハレルヤコーラス

        X 6 恵み: 十字架の勝利

A 7-10 恵みの栄光を賛美せよ

  a 7 恵みのゆえにゆるがない
      b 8 天よ、賛美せよ
      b 9 地よ、賛美せよ
  a 10 恵みとまことはゆるがない

    B 11 賛美: アーメン、ハレルヤコーラス

この構造では6節が中心になっていて、そこで詩篇57篇に何度もでてくる恵みとまこ
とが成就しているという説明になっている。なぜなら、十字架においてサタンは自分
で掘った穴に落ちたからである。

この構造を見ると前半が細かく分かれていて、1-2がababになっているなどと言われ
ているが、そこまでする必要はないように見える。それよりも1-4と7-10の関係を考
えるほうが大切である。しかし、この構造を見て確かめることには価値があることに
は変わりない。

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+KeiyaKanno
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