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詩篇48篇 勝村弘也著 「詩篇注解」 日本基督教団
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Date:
2001/08/17 11:29
To:
"EGP saiwai.net" <saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+カンノケイヤです。

詩篇注解 リーフ・バイブル・コンメンタリーシリーズ
勝村弘也著 1992年 日本基督教団・宣教委員会刊

詩篇48:1、2を見ました。

この詩篇は詩篇46篇と同類のシオンの歌である。シオンの歌の特徴は賛美への招き
がないことと、神の都を賛美することを通して神ご自身をほめたたえることである。

この詩篇は以下のように4つに分けられる。

1-3 神の都を賛美

4-7 国々のさばき

8-11 神の力の賛美

12-14 行進をせよ

2節の「高嶺の麗しさ」はここにしかでてこないので解釈しにくいが、この箇所には
おもに2つの解釈がある。

新改訳と同じように「高さ」と解釈したりもする。

またこれを固有名詞だと考えてエジプトの首都「メンフィス」だと考える。ここはエ
ジプトの聖所のような場所である。

「北の端なる」と訳された言葉は「北」とも訳せるがある山でウガリットの聖所のこ
とであった。

このようになると1bから2は対比しているということが分かる。

1b-2a                                     2b

聖なる山                                    シオンの山

高嶺の麗しさ(メンフィスの美しさ)  北の端なる(ツォーフォンの高み)

全地の喜び                                大王の都

最初の2つは聖所を表していて、山という言葉で始る。次の2つは有名な外国の聖所
で、jで始まり、nofとfonで終わる。最後の2つは国際的な関連である。

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