みーちゃんです。
復讐について詩篇58篇の10節のクロスリファレンスから見ました。
■詩篇91篇9節:
ここには神様の悪者に対する復讐が”報い”という言い方ででてきます。この報いとは、詩人を攻撃してくる悪者に対するものですが、この悪者はここで詩人を攻撃しようとしているのに、神様が避けどころとなっていて、攻撃することができないということです。そして、神様の避けどころにいる詩人は、避けどころの中から神様の敵への復讐を見ている、ということがここのポイントです。この、神様の復讐とは、”獅子とコブラを踏みつけ、若獅子とヘビとを踏みにじろう。”ということです。
■申命記32章:
申命記32章はモーセの歌で、モーセはこの歌の中で”復讐”という言葉を3回使っています。一つ目は35節で、次は41節、そして43節です。この三つの復讐はどれも、神様ご自身が敵に対して復讐をされるということです。この敵に対する復讐というのは、43節にも書かれているように、ご自分のしもべのためです。そして、このご自分のしもべとは、イスラエルの民のことです。あまり関係のないことですが、申命記33節には”コブラの毒”がでてきます。そして、この33節のクロスリファレンスには58篇がでています。
■エレミヤ11章20節、20章12節:
両方の箇所にでてくる”復讐”は神様の敵に対する復讐で、二つの箇所とも同じ話を言っています。そして、この箇所のポイントは詩篇58篇と同じように、神様の正しいさばきということになっていて、正しい者が神様に訴えて敵に復讐をしてくださるように求めているということになっています。今まで見た箇所では、正しい者は敵に攻撃されても自分で復讐にするのではなく、神様が正しい者のために復讐してくださる、というようになっています。
ー11章20節
しかし、正しいさばきをし、思いと心をためされる万軍の主よ。あなたが彼らに復讐するのを、私は見ることでしょう。わたしが、あなたに私の訴えを打ち明けたのですから。
ー20章12節
正しい者を調べ、思いと心を見ておられる万軍の主よ。あなたが彼らに復讐されるのを私に見せてください。あなたに私の訴えを打ち明けたのですから。
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