Subject:
詩篇59篇 犬について
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/11/17 11:57
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇59篇には二回も繰り返し犬がうろつき回ると出てきたので、もういちど犬について研究しました。

■出エジプト記23:29

しかし、わたしは彼らを一年のうちに、あなたの前から追い払うのではない。土地が荒れ果て、野の獣が増して、あなたを害することのないためである。

*この箇所は今日の詩篇研究の時間にずっと探していて、やっと見つかったところである。神様がカナン人をすぐに滅ぼされないは、土地が荒れ果てて、野の獣に食べられることのないためである。

■申命記7:22

あなたの神、主は、これらの国々を徐々にあなたの前から追い払われる。あなたは彼らをすぐに絶ち滅ぼすことはできない。野の獣が増してあなたを襲うことがないためである。

*この箇所は出エジプト記23:29と同じ箇所で、同じように神様がカナン人を徐々に追い払われるのは、獣がイスラエルを攻撃しないためであると言っている。

■第一列王記21:24

アハブに属する者で、町で死ぬ者は犬どもがこれを食らい、野で死ぬ者は空の鳥がこれを食らう。」

*これは、契約ののろいで、アハブに属するものだけではなく、バシャに属するものについても同じ言い方で言われている。町で死ぬ者は犬に食べられる。だから、犬は町の中にいることが分かる。

■マタイによる福音書7:6

聖なるものを犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。

*ここで、犬と豚は同類になっている。聖なるものや真珠を豚、犬に与えたら、それを踏みにじって、だめにしてしまう。

■ルカによる福音書16:21

金持ちの食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思っていた。犬もやって来ては、彼のおできをなめていた。

*ラザロは貧しかったので、金持ちの食卓から落ちるものを食べたいと思っていた。犬までもが、彼のおできをなめていた。食卓から落ちるものを食べるとは犬のようである。

■ピリピ3:2

どうか犬に気をつけてください。悪い働き人に気をつけてください。肉体だけの割礼の者に気をつけてください。

*犬とは、悪い働き人で、肉体だけの割礼を受けているものである。パリサイ人などは犬である。その反対は、御霊によって礼拝し、イエスを誇り、主に信頼するものである。

■黙示録22:15

犬ども、魔術を行なう者、不品行の者、人殺し、偶像を拝む者、好んで偽りを行なう者はみな、外に出される。

*聖書の一番最後のページにも、犬ということばが書かれている。ここで、犬は都にはいれないものである。犬は不品行を行うものと一緒に出てきて、彼らは町の外に追い出される。良い意味で書かれているいぬではない。

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