みーちゃんです。
新約聖書の中の犬を研究しました。
新約聖書の中で最初に”犬”と言う言い方が出て来るのは、マタイ7章6節です。この箇所は、山上の説教の一部で、聖なるものを犬に与えてはいけない、という教えが書かれています。この教えとつながっている箇所は、旧約聖書の中にもあり、それは、出エジプト記22章31節です。この箇所では、イスラエルが聖なる者であるので、汚れているものは食べてはいけないと書かれています。つまり、マタイ7章6節の教えが民の観点から書かれているということです。
実は犬についての話は、キリストのたとえの中にもでてきます。ここで、キリストは自分の子供たちの食べ物を取り上げて子犬に与えてはいけないと、ある女の人に教えています。しかし、この教えを聞いた女の人は「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」と答えます。この箇所を見ると、子犬が食卓の下でうろつき回っているように思われます。ということは、子犬がペットのように飼われていたということかもしれません。この同じ教えは、マルコ7章にもでてきます。
ピリピ3章2節や黙示録22章15節にも書かれているように、悪い者が犬と呼ばれることは、新約聖書の中でもあるようです。ピリピ3章2節で犬と呼ばれている悪者は、悪い働き人や体だけの割礼を受けている者です。黙示録22章15節の犬は、都に入れない者ということででてきます。彼らは、最終的には都に入れませんが、それまでは、うろついています。
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