Subject:
詩篇60篇 エドムの話
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2004/11/24 11:51
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

オバデヤ書のエドムについての話を見るために。オバデヤ書を分析しました。

■序文:

オバデヤ書というのは、オバデヤという預言者の幻であって、主のエドムについての宣告である。この宣告というのは、主のエドムに対するさばきであって、エドムのヤコブに対する暴虐のためのさばきである。

■構造:

1節:主の宣言(詩篇60篇6-8節の短いバージョン)

2-4節:主はエドムを引き下ろされる

5-11節:主はエドムを必ず見つけ出す

12-14節:ユダのこの滅びの日

15-16節:主の日

17-20節:主はエドムを必ずさばく

21節:王権は主のものである

■エドムへのさばき:

・主は立ち向かって戦う
・引き下ろされてさげすまれる者、小さい者となる
・荒らす者は夜来てあらし、宝を見つけ出し、盗む
・虐殺をして根絶やしにされる、生き残りは消える
・今までになかった者のようになる(?)
・エサウの家は切り株となる
・エサウは救う者によってさばかれる

■エドムはなぜさばかれているのか:

エドムはその兄弟であるヤコブに対して(10節)、暴虐を行なったことによってさばかれ(10節)、エドムは永遠に断たれ(10節)、生き残る者は決していない(18節)。また、エドムはエルサレムがくじ引きにされた日に、知らぬ顔で立っていた(11節)。そのために、彼らの報いは彼らの頭上に返される(15節)。

■詩篇60篇のエドム:

エドムは詩篇60篇で、主の宣言によってはきものを投げつけられている。エドムは8節の所にモアブとペリシテと共に出てきている。また、エドムについては、9節にも”防備の町”としてでてくる。なぜエドムが防備の町なのかと言うと、エドムの首都であるペトラ(ペテロ=岩)というところが岩のような強い場所として有名であったためであると考えられる。

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