Subject:
詩篇61篇 王と詩人の関係(ケイヤ)
From:
Date:
2004/11/30 19:07
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇で詩人は自分の敵からの助けを求めると同時に王の救いも求めている。自分が救われることと、王が救われることにどのような関係があるのかをダビデの人生を通して見ました。

●ダビデへの契約

主とダビデの契約は第2サムエル記7章にでてくる。ダビデは主によってペリシテ人を滅ぼし、また契約の箱を自分の町に運び上って平和になった時に主に祈る。彼が預言者ナタンを通して主の家を建てたいということを主に願うと主はダビデ自身がそれを建てることは許されない。しかし、主は同時に契約を結んでくださり、ダビデの家を建てると約束してくださる。主はサウルから恵みを取り去ったが、ダビデから取り去ることはないと約束される。この契約を見ると分かるように王が罪を犯したり、さばかれたりするなら民も共にペリシテ人などによって攻撃されるのである。反対に王が主に従うなら、民も恵みを与えられ、祝福されるのである。

●バテ・シェバを盗む

ダビデは民が戦いに行っているのに、自分の王宮にいた。その時に彼は自分の勇士の妻バテ・シェバを見て彼女を盗む。この罪を犯したあとに彼の息子アムノンは自分の異母妹と姦淫を犯す。またそれに対して怒ったアブシャロムはアムノンを殺し、あとでアブシャロムは民全体を率いてダビデに謀反を起こすのである。このように王の罪によって民にわざわいが下るのである。

●ギブオン人を殺そうとする

直接ダビデが犯した罪ではなく、サウルの犯した罪であったがダビデの時代の民に対して影響を及ぼす。イスラエル人はギブオン人を殺さないということを誓ったが、サウルは彼らを殺そうとした。それで主はダビデの時代の民に対してききんを送られた。サウルの罪のためにダビデの時代の民に影響があるのである。

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