Subject:
詩篇62篇 他の詩篇とのつながり
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2004/12/09 12:15
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇62篇の60、61、63篇とのつながりを見ました。

■詩人の状態:

1.詩篇60篇 => 拒まれている(拒)

2.詩篇61篇 => 衰えている(衰)

3.詩篇62篇 => 黙っている(黙)

4.詩篇63篇 => 乾いている(乾)

詩篇60篇から63篇のまで、すべての詩篇で詩人は非常に苦しんでいます。その状態は、”拒”、”衰”、”黙”と”乾”で、60篇の状態と62篇の状態が関係していて、61篇と63篇の状態が関係しているようにも見られます。もちろん、4つとも神様との関係から来ている状態です。また、詩人は神様に拒まれているので、心が衰”と”黙”と”乾”になっているということです。

■神様との関係:

1.詩篇60篇 => 拒まれている

2.詩篇61篇 => 答えを待ち望んでいる

3.詩篇62篇 => 主を待ち望んでいる

4.詩篇63篇 => 主を切に求めている

詩人の状態について見たときに分かったように、詩人の状態には神様との詩人の関係が影響しています。60篇で詩人は神様に拒まれているので、あらゆる苦しみを受けています。例えば、敵からの攻撃などです。しかし、詩人はこのような苦しみのなかにあっても、神様が敵を踏みつけられる方であって、決してその救いは空しくないという事を知っているので、反対に神様を拒んでしまうというようなことはしません。60篇で神様に拒まれたという状態は、63篇までつづき、それまで、詩人はずっと主を待ち望んでいます。

■詩人のいる場所:

1.詩篇60篇 => 聖所

2.詩篇61篇 => 御翼の陰

3.詩篇62篇 => 避け所

4.詩篇63篇 => 御翼の陰

詩人のいる場所というのは、詩篇63篇から分かります。63篇の1節で詩人が”さばくの衰え果てた地”にいることが分かります。もちろん、”さばくの衰え果てた地”というのはたとえであって、本当は詩人は聖所にいて、そこで主に祈っているという事が2節で分かります。

詩篇60篇から63篇の中では、詩人が求めている場所というのが特に強調されています。そして、60篇から63篇全体を見てみると、詩人が神様の元へ行きたい事が、はっきり分かってきます。神様の所とは、この4つの詩篇の中でいろいろな呼ばれ方をしています。その中でも、よく出て来るのは”岩”や”御翼の陰”という言い方ですが、このすべては、神様の住まいを指しているものです。

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