Subject:
詩篇66篇 代表者について(将)
From:
Shou Itou
Date:
2005/01/12 18:34
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

詩篇65-66篇を対比すると、代表である王の救いというテーマが出てくるので、
代表の特長についてみました。

代表は代表しているものの責任を負う。これはアダムの話において顕著に表れて
いる。私たちは生まれる前から罪人とさだめられているが、それは古い契約の代
表者であるアダムが罪を犯したためである。私たちは普通に考えると、生まれる
前に罪を犯すことは不可能なことであるのだが、代表の行ったことはその下にあ
るものすべてに影響を及ぼしてしまっている。

上記は悪いことについての例であるが、良いことについても同じ事はいえる。す
なわち、キリストは新しい契約の頭、新しいアダムとして私たちの罪を十字架上
で贖った後で、死にも打ち勝ってくださったので、私たちにも死に対する勝利が
約束されている。私たちの根本的な罪は取り除かれたが、私たちは今なお日常生
活で罪を犯すので、常に悔い改めをしていかなければならない。

代表者は民の善し悪しを左右する。ヨシュアの時代のイスラエルはヨシュアを
リーダーとしてカナンを征服して、主に祝福されたが、ヨシュア記の最後の方で
は偶像礼拝の問題が浮かび上がっている。北イスラエルと南ユダの歴史において
も見ることができる。

代表者の裁きは大きい。これはモーセのストーリーに例がある。モーセは偉大な
人物で、イスラエルと神との仲介役のような人物であった。彼はそのような人物
であったからこそ、たった1回の罪のためだけに約束の地に入ることはできな
かった。

代表者は大きな責任を伴う。