Subject:
詩篇66篇 「火の中を通り、水の中を通る」
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2005/01/13 11:35
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇66篇の特徴は、「火の中を通り、水の中を通る」と言うことでした。それを一言でまとめると、「試練」になります。特に新訳聖書の中から「試練」を探しました。

■創世記22:1

これらの出来事の後、神はアブラハムを試練に会わせられた。神は彼に、「アブラハムよ。」と呼びかけられると、彼は、「はい。ここにおります。」と答えた。

・主はアブラハムを試練にあわせられた。アブラハムの試練とは、25年待ち望んでやっと与えられた約束の子イサクをささげよと言うことであった。しかし、アブラハムは復活を信じて、イサクをささげたので、主はイサクを生かされた。

■ルカ福音書8:13

岩の上に落ちるとは、こういう人たちのことです。聞いたときには喜んでみことばを受け入れるが、根がないので、しばらくは信じていても、試練のときになると、身を引いてしまうのです。

・これは、キリストが話された四つの種のたとえの、2番目の種である。御言葉を聞いたときにすぐにそれを聞き、喜ぶが、根がないので、試練の時になると、身を引いてしまう人のことである。

■ルカ福音書22:18

けれども、あなたがたこそ、わたしのさまざまの試練の時にも、わたしについて来てくれた人たちです。

・弟子たちはキリストのいろいろな試練の時にも、イエスについて行ったので、御父によって弟子たちには王権が与えられる。

■使徒行伝20:19

私は謙遜の限りを尽くし、涙をもって、またユダヤ人の陰謀によりわが身にふりかかる数々の試練の中で、主に仕えました。

・パウロはエペソの教会の長老たちを呼び寄せて、自分は謙遜を尽くし、涙を持って、いろいろな試練の中で、主に仕えてきたこと、また主がパウロになさったことを告げた。

■第一コリント10:13

あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。

・パウロはコリントの教会に、あなたがたのあった試練は人が知らないものではなく、真実な神があなた方を耐えることの出来る試練に会わされると言った。また、神は試練とともに脱出の道も備えてくださる。

■ヤコブ1:12

試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。

・ヤコブは試練に耐えるものは幸いで、耐え抜いたものにはいのちの冠が与えられると言っている。

■第一ペテロ1:6-7

そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまの試練の中で、悲しまなければならないのですが、信仰の試練は、火を通して精練されてもなお朽ちて行く金よりも尊いのであって、イエス・キリストの現われのときに称賛と光栄と栄誉に至るものであることがわかります。

・この箇所は詩篇66篇に非常に似ている。火の中を通った、精練された金のように、信仰の試練は尊いものであると言っている。