Subject:
詩篇67篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/01/17 10:10
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

A. 1-2 私たちの祝福によって国々が知るように

	B. 3 国々の民が賛美するように
	    あなたに感謝するように
	      諸国民が
		神よ
	  あなたに感謝するように
	      諸国民みなが

		X. 4 国民が賛美するのはさばきのためである
		    あなたは裁く
		      諸国民を
			公平に
		      そして諸国民を
		    地であなたは彼らを導く

	B. 5 国々の民が賛美するように
	    あなたに感謝するように
	      諸国民が
		神よ
	  あなたに感謝するように
	      諸国民みなが

A. 6-7 私たちの祝福によって国々が恐れるように

●構造の説明

この詩篇は明らかなキアスマスになっていることが考えられる。

まず3節と5節は同じ言い方であることは覚えなければならない。そして1-2と6-7
では私たちイスラエルが祝福されることを求め、それによって国々が見るように
なるということが書かれている。そして4節には国々の賛美とその理由がある。
そして3, 4b, 5節はそれぞれの中でキアスマスのような構造になっている。

この構造で問題なのは1節の最後と4節の最後についているセラを無視してしまう
ということである。

●気が付いたこと

・1節にあるテーマは民数記6:24-26にある。そこにはアロンがイスラエルの民を
祝福する言い方があるが、そこで主が祝福し、御顔を向けてくださるようにとい
う全く同じテーマがある。来週の詩篇である68篇は民数記10:35にあるモーセの
言葉で始まるのがおもしろい。

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