Subject:
68篇「金曜日の聖書研究」
From:
"+ShinyaKanno" <shinya@kanno.com>
Date:
2005/01/28 10:33
To:
"Saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

+ちゃんくんです。

68篇を理解するために見なければならない箇所は民数記10:35節である。
この箇所は68:1節そのものである。
民数記10章は三日間荒野を歩いたあとでというストーリーの中で言われている。

雲ということばは68:4節、34節にある。
民数記の箇所に似ているもう一つの箇所はソロモンの神殿奉献の第二歴代誌6:41節である。
その後に、神様の栄光の雲が神殿に満ちた。

イスラエル人はその契約の雲を見たときに主はいつくしみ深い、その恵みはとこしえまでと言う。
御力ということばを見るときに1節と28節のところは平行しているのではないかと思われる。
御力ということばは後半にたくさん出てくる。

もう一個の構造を考えるときの手がかりとなるのは5-6節と18節である。
その二つの節はどちらとも平行している。同じテーマが出てくる。
ことばで言うと他の手がかりは、敵は散らされる、民は喜ぶ、聖なる住まいに住むということである。

その手がかりが68篇の中でくりかえされて出てきている。
この詩篇にはバシャンということばが三回出てくる。バシャンという名前の意味は実を結ぶということである。
犬が神様の前から散らされ、羊は神様の御前に連れてこられる。
最後に犬までもが神様をほめたたえるようになる。

全体の構造は大きく分けて4つに分けることができる。1-4節と5-17節と18-27節、28-35節である。
大きく分けた中はそれぞれまた二つにわかれている。
5-6節と18節には三つのポイントがある。

バシャンの山はこの時代の一番栄えている山であるのに、ちっぽけな山をねたみ見る。
民が栄えているところ、また民が喜んでいるところには女が出てくる。
というのは、民であることを強調しているのである。

大きく分けたところはキアスマスになっていて、ABBAということになる。
むりやり言うならば、68篇は民数記(モーセ)から始まって、歴代誌(ダビデ、ソロモン)で終わる。
新しい時代で強調されているのは国々が来ても彼らを赦してくださいというテーマである。

神様は天の果てに追いやられていても見捨てず集めてくださる。(申命記30:4、ネヘミヤ記1:9)
祭司の民が神様の命令に聞き従うならば、全世界は神様を喜ぶようになる。

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+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
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