Subject:
詩篇69篇 概略
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2005/02/01 12:10
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

今日の通読です。

■テーマの対比:

(願い)                ー (理由)

救ってください        ー    泥沼、穴
待ちわびている        ー    大水
恥を見ないように        ー    そしり
仲間からのけ者に        ー    そしり
恵みにより救い出す        ー    憎む者ども
恵みにより救い出す        ー    大水
御顔を向けてください    ー    そしり
仲間からのけ者に        ー    そしり
落とし穴となれ        ー    そしり
燃える怒り            ー    そしり
ほめたたえる            ー    貧しい者に耳を傾ける
子孫は地を受け継ぐ        ー    だれも住む者がいなくなる

数々の罪過 ー 咎に咎を加え

■悪者と正しい者(詩人)l:

そしり : 賛美

悪者はそしる ー> 詩人はそしられる ー> 詩人は神様に救いを求める ー> 神様は耳を傾ける ー> 詩人はほめたたえる(感謝する)

悪者の詩篇69篇のテーマは”そしる”ということです。この悪者のそしりのターゲットは詩人で、詩人はこのそしりによって、大水の中に溺れているような状態、そして、穴に陥っているような状態にいます。このそしりの中で、詩人は同情する者を求めますが、彼の仲間までもが彼を見捨ててしまいます。そして、このような状態におかれている詩人にとっての、唯一の救いは”神さま”ということになります。その神様に詩人は祈って助けを求めています。前半を見ていると、詩人は神様に見放されたように思われます。しかし、後半で詩人の神様の救いに対する確信は強くなり、最後には主をほめたたえて、感謝しています。

■悪者と正しい者(詩人)ll:

数々の罪過 : 咎に咎を加え

詩篇69篇の詩人の苦しみの一つの理由として、詩人の罪ということが考えられます。しかし、この苦しみという結果には、詩人の罪だけではなく、悪者の咎も関係しています。それは、27節に書かれている通りです。詩人は正しい者と悪者がともにいのちの書に書かれないために、神様に悪者をいのちの書から取り消すように願っています。なぜ、こんなにまで詩人は敵を憎んでいるかと言うと、この敵は、正しい者を迫害し、そしりをしているからです。

#詩篇69篇の一番強調されるべきテーマは”そしり”である。

--------------------------------------
 :: Miwaza Kanno ::
    miwaza@miwaza.com
 http://miwaza.com
 God be with you :)
--------------------------------------