こんにちは。菅野みくにです。
今日の通読箇所の102-104篇が、詩篇69篇に似ていたので、同じようなことが書かれている所を書き出しました。
■似ているテーマ:
□御顔を隠さないでください:
御顔を隠さないでくださいという言い方は詩篇102:1-2,詩篇69:17に出てくる。その回りの言い方も似ている。同じ節の中に似ていることばで、「苦しんでいる」、「早くわたしに答えてください」といういいかたがある。
また、詩篇104:29にも「あなたが御顔を隠されると」という言い方が出てくる。ここで、御顔を隠されると、死んでしまうことが分かる。しかし、30節をみると、御霊によって生かされることも分かる。
□敵がわたしをそしる:
敵が一日中わたしをそしっているという言い方は、詩篇102:8,詩篇69:7,9,10,19,20に出てくる。敵はわたしをそしり、わたしをあざけっている。69篇では、そしりと一緒に、恥、侮辱ということばも出てくる。
□わたしの食べ物:
わたしの食べ物については、詩篇102:9,詩篇69:21に出てくる。102篇の方では、灰を食べて、飲み物には涙を混ぜ合わせている。69篇の方では、敵が食物の代わりに、苦みを与え、飲み物は酢を飲んでいる。
□わたしと敵に対する主の怒り:
わたしと敵に対する主の怒り、憤りは、詩篇102:10,詩篇69:24に出てくる。詩篇102篇の方では、主がわたしに対して怒っておられ、詩篇69篇の方では、主は敵に対して怒っておられている。怒り、憤りはあわれみの反対である。
□捕らわれ人をないがしろにされない:
主が悩む者の祈りを聞き、捕らわれ人のうめきを聞き、貧しい者をさげすまれないというテーマは詩篇102:14,17,20,詩篇69:32-33に出てくる。
詩篇102篇で、主はシオンのちりのような民を慈しんでくださり、窮した者の祈りを顧み、ないがしろにされず、捕らわれ人のうめきを聞いてくださる。詩篇69篇で、主は貧しい人者たちに耳を傾け、捕らわれ人らをさげすまれない。
□主のしもべは地を受け継ぐ:
主のしもべが地を受け継ぐというテーマは詩篇102:28,詩篇69:35-36に出てくる。ただ、私たちが地を受け継ぐだけではなく、両方の箇所で「しもべの子孫」が地を受け継ぐと言っている。
詩篇102篇では、しもべの子孫は住みつき、あなたの前に堅く立てられると言っているが、詩篇69篇では、シオン、ユダの町々にしもべの子孫が住み、その地を受け継ぐと書いてある。
□罪を赦され穴から救われる:
主がすべての罪をいやし、病気をいやし、いのちを穴からあがないだしてくださるというテーマは詩篇103篇に出てくる。詩篇69篇では泥沼に入っていたのが、贖い出されて地を受け継ぐという解決になっている。
詩篇69篇の5節では神様に罪を告白しているが、詩篇103篇では神様がすべての咎、罪をあわれみによって赦してくださると言っている。
最後には罪が赦された恵みを、すべての者がほめたたえている。主を賛美しているテーマは詩篇69篇にも出てくる。69:34には全世界がほめたたえるように言い方で書かれている。
■コメント:
詩篇69篇と詩篇102-104篇はとにかく似ていたと言える。似ているテーマがたくさんあった。