Subject:
詩篇69篇 対比
From:
Miwaza J. Kanno
Date:
2005/02/02 12:13
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇69篇と詩篇102篇を対比しました。

■テーマ69:

・私は衰え果てている
・一日中私はそしられている
・早く私に答えてください
・あわれんでください
・御顔を隠さないでください
・神様の憤り(詩人に対して)
・子孫は住み着く

■テーマ102:

・御顔を隠さないでください
・早く私に答えてください
・私は衰え果てている
・一日中私はそしられている
・神様の憤り(詩人に対して)
・あわれんでください
・子孫は住み着く

■ざっと見ると:

ーテーマを見るとわかるように、二つの詩篇とも、詩人の状態は最悪のところから始まります。そして、最後になると確信が生まれ、”子孫は住み着く”という事を言っています。また、二つの詩篇で特につながっているのは、真ん中の所に”神様のあわれみ”の話がでてくるということです。

■登場人物:

・神様
・詩人
・敵
・兄弟(69)
・母の子ら(69)
・同情者、慰める者(69)

ー両方の詩篇に”神様、詩人、敵”という三人の登場人物が出てきますが、詩篇69篇の方が詩篇102篇よりも、”敵”が強調されているように思われます。どちらにせよ、二つの詩篇のなかで”敵のそしり”ということが、詩人の苦しみの一つの大きな理由であることに、代わりはありません。ほかに、興味深いのは詩篇69篇には外野のような感じで、”仲間”がでてくることです。仲間といっても、よい意味で出てくるのではなく、詩人を見捨てる仲間として出てきます。

■苦しみの理由:

・詩人の罪
・悪者の罪
・悪者のそしり
・大水、穴
・裏切り

ー詩篇69篇と詩篇102篇の詩人の苦しみの一番の原因は、悪者のそしりです。悪者は、詩人をそしりそれによって、詩人は泥沼に陥っているような状態に置かれてしまっています。その状況をもっと悪くするように、詩人には同情者や、彼を慰める者もいなくなってしまっているというところもポイントの一つです。それを見た悪者は、ますます詩人をそしるということにもなってしまいます。

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