Subject:
詩篇50篇のまとめ
From:
Date:
2001/08/31 14:09
To:
"EGP +saiwai.net" <saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+カンノケイヤです。
詩篇50篇についてまとめてみました。

この詩篇で2つ対比されていることがたくさんあります。

その中で大切なことはこの詩篇のテーマのさばきについてです。

このさばきについておもに2つの大切なことがあります。それは小教理問答の14問
で言われているように罪についてです。罪には2つの種類があります。基準に半分し
か達しないと、基準に逆らうの2つです。

この基準とは50篇の中で契約、義、おきて、戒め、ことばなどです。

この基準を2つに要約することができるとマタイ22:36-40、マルコ12:2
8-34、ルカ10:25-37などでキリストは言っています。

その2つは「神を愛する」と「隣人を愛する」です。この2つはこの詩篇の2つの箇
所に当てはまります。

7-15は「神を愛する」の第1の戒めについてで、十戒の1-5を指しています。

この7-15は第1の戒めがある箇所の申命記6:4-9の始り方「聞け。イスラエ
ル」と同じように「聞け。わが民よ」で始ります。

この聞けは大切である。ローマ10:17に書いてあるように「そのように、信仰は
聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」

16-23は「隣人を愛する」の第1の戒めについてで、十戒の6-10を指してい
ます。

この16-23の18-20は十戒の8、7、6を指しています。

18aは第8戒の「盗んではならない」、18bは第7戒の「姦淫してはならな
い」、19、20は第6戒の「殺してはならない」です。

よく言葉の話になると第9戒の「隣人に対し、偽証してはならない。」だと思ってし
まいがちです。しかし、この箇所では口で攻撃しています。またその攻撃相手は兄弟
それも母の子を攻撃しています。

なぜ、「母の子」と特定して「父の子」でないのか。なぜなら、母の子は本当の兄弟
である。例えば、イシュマエルとイサクは兄弟だが同じ母ではない。最初に「母の
子」を殺したのはカインである。

本当の隣人とは自分の兄弟である。兄弟を愛するなら第2の戒めを守っているのであ
る。

マルコの12:33で大切なことが言われています。この律法を守ることはどんな全
焼のいけにえよりも喜ばれると言うことです。

またルカ10:28、37でも大切なことが言われています。律法の専門家はキリス
トの質問に答えるとキリストは「実行しなさい」と言われる。まさに律法の専門家は
全焼のいけにえをささげているが感謝のいけにえをささげていない。

--------------------------------
+カンノケイヤ@カンノファミリー
mailto:keiya@kanno.com
--------------------------------