Subject:
詩篇70篇 「あはは。」という言い方
From:
"Mikuni Kanno" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2005/02/08 11:50
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇70篇の3節に、「あはは。」という言い方があったので、その言い方が書かれているほかの箇所を見ました。

■詩篇35:21

彼らは私に向かって、大きく口を開き、「あはは、あはは。この目で見たぞ。」と言います。

・詩篇35篇は詩篇70篇とすごく似ている。詩篇35篇は詩篇70篇の長いバージョンのようなものだと考えられる。最初のほうで、敵は私をあざけり、ののしり、「あはは。」といっているが、詩人は敵が恥を見て退くことを求め、私は主を賛美するといっている。

■詩篇35:25

彼らに心のうちで言わせないでください。「あはは。われわれの望みどおりだ。」と。また、言わせないでください。「われわれは彼を、のみこんだ。」と。

・詩篇35篇と詩篇70篇は非常に似ている。

■詩篇40:15

私を「あはは。」とあざ笑う者どもが、おのれの恥のために、色を失いますように。

・詩篇70篇は詩篇40:13-17と同じである。詩篇70篇が詩篇40篇から取り出されたのか?詩篇40篇が詩篇70篇を借りたのか?どちらかわからない。また、詩篇40篇の前半も見なければならない。

■エゼキエル書25:3

あなたはアモン人に言え。神である主のことばを聞け。神である主はこう仰せられる。わたしの聖所が汚されたとき、イスラエルの地が荒れ果てたとき、ユダの家が捕囚となって行ったとき、あなたは、あはは、と言ってあざけった。

・アモン人はイスラエルが荒れ果てたときに、「あはは。」といってあざけった。それゆえ、神は彼らを裁かれる。アモン人といえば、ダビデの家来たちを辱めた、アモン人ナハシュの子ハヌンを思い出す。

■エゼキエル書26:2

「人の子よ。ツロはエルサレムについて、『あはは。国々の民の門はこわされ、私に明け渡された。私は豊かになり、エルサレムは廃墟となった。』と言ってあざけった。

・ツロはエルサレムについて「あはは。」といってあざけったので、神は、ツロの城壁を破壊して、そこを裸の岩とするとおおせられた。

■エゼキエル書36:2

神である主はこう仰せられる。敵がおまえたちに向かって、『あはは、昔からの高き所がわれわれの所有となった。』と言っている。

・敵はイスラエルの山々に向かって、「あはは。」といってあざけっている。それで、イスラエルを侮辱した諸国の民は、必ず彼らの恥を追わなければならないとおおせられた。