Subject:
詩篇72篇と詩篇89篇
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/02/22 12:56
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇72篇は第2巻の最後の詩篇であるが、第3巻の終わりの詩篇である詩篇89篇も
王の詩篇で詩篇72篇に似ているテーマがあるように見える。それで今日は詩篇72
篇と89篇の対比をしました。

●概略

詩篇89篇で強調され、また大切なテーマは契約、恵みなどである。この詩篇の背
景には第2サムエル記7章のダビデの契約があることが考えられる。

詩人は主の恵みを賛美している。主はダビデに誓ってくださり、彼の子孫が王座
に着くことを約束してくださった。また彼は主が天と地を支配し、すべてのお歌
地にまさっていることを賛美している。主はご自分の民を助けるために勇士であ
り、しもべであるダビデを選び、彼が命令を守るなら、子孫は王座に座るが、し
かし、命令を守らないので、契約を捨てたのである。敵はそれを見てそしってい
るということを訴えてこの詩篇は終わる。

●つながり

両方の詩篇で言われているのは王の子がさばくということが言われているが、詩
篇89篇のほうが相続、契約を守るなら続くなどのことが強調されている。

共通しているのは神をすべてのものを支配しておられる王として描いている部分
である。詩篇89篇ではもっとこのことが強調されているが、詩篇72篇ではこのこ
とがダビデを王として賛美している部分で共通している。神はダビデの後にいる
本物の王なのである。

72篇と89篇は似ているが同時に根本的に違う。それは詩篇72篇では貧しい者をあ
われみ、さばく王が賛美されているが、詩篇89篇では王が与えられたのに契約を
守らないということが強調されている。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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