Subject:
詩篇77篇 思い起こす(将)
From:
Shou Itou
Date:
2005/03/30 14:22
To:
"+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+イトウショウです。

思い起こすことについて続けてみました。

●第2ペテロ1章

「思い起こす」という言葉は12節からの段落に出てくる。

12-13節「ですから、すでにこれらのことを知っており、現に持っている真理に
堅く立っているあなたがたであるとはいえ、私はいつもこれらのことを、あなた
がたに”思い起こさせよう”とするのです。私が地上の幕屋にいる間は、これらの
ことを”思い起こさせる”ことによって、あなたがたを奮い立たせることを、私の
なすべきことと思っています。」

15節「また、私の去った後に、あなたがたがいつでもこれらのことを”思い起こ
せる”よう、私は努めたいのです。」

ペテロはクリスチャンの教会に彼の第1の手紙を送った後、第2の手紙を送って裁
きを待ち望むようにクリスチャンたちを励ましている。ペテロが手紙を書いたと
きは、AD70年の裁きが刻々と迫っていたが、そうではないように見えた時代であ
り、クリスチャンに反対する人々はクリスチャンたちを迫害して、彼らが御言葉
から離れようとさせており、現にそのような者も何人か出てしまったので、ペテ
ロは第2の手紙によって、クリスチャンたちが信仰から離れないように励まして
いるのである。

ペテロは第2ペテロの2章において、当時キリスト教徒クリスチャンに反対してい
た偽教師たちについて語り、3章では手紙を送る理由とAD70年の裁きについて話
す。ペテロが手紙を送る理由が彼が強調しているように、「神の言葉を思い起こ
させるため」である。

●ユダ1:17

愛する人々よ。私たちの主イエス・キリストの使徒たちが、前もって語ったこと
ばを”思い起こして”ください。

ユダもペテロと同じく、クリスチャンたちに対して信仰から離れないように励ま
している。ユダが手紙を書いたときはAD70年の裁きの直前の時代であり、人々は
大いなる困難に直面していたので、ユダはクリスチャンたちにキリストや使徒た
ちの言葉を思い起こさせようとした。

-- Shou Itou E-Mail: shou_itou@parkcity.ne.jp