Subject:
詩篇78篇 歴史的背景
From:
"keiya@kanno.com" <keiya@kanno.com>
Date:
2005/04/06 13:28
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

こんにちは、+KeiyaKannoです。

この詩篇の中には神がなさってくださったみわざ、イスラエルの民の反逆が書か
れている。それらがどこに書かれているのかを観ました。

●詩篇78:9-11 → 民数記13-14

エフライムが戦わなかったということはカナンの地を偵察に行ったリーダーたち
が戦っても勝利できないと言ったことにつながる。エフライム族はあとで北イス
ラエルのリーダー的な部族となるので、イスラエル全体を表していることが考え
られている。しかし、興味深いのはカナンの地を偵察に行った12人のうち戦うと
いうことを行ったのはユダ族の族長カレブとエフライム族の族長ヨシュアであっ
た。エフライム族のリーダーは戦いに行くべきであると言ったのにイスラエルは
戦わなかった。彼らは神がアブラハム、イサク、ヤコブに与えてくださった契約
を忘れ、命令を守ることをしなかった。彼らはエジプトで神が勝利させてくだ
さったことを忘れてしまったのである。

●詩篇78:9-11 → 士師記1:29

直接、エフライム族が戦わなかったということはここに書かれている。エフライ
ム族はヨシュアによってゲゼルという場所を分け与えられたが、彼らはそこから
完全にカナン人を追い払うことはなかった。そのように完全に追い払うことをし
なかったのはエフライム族だけでなく、他の部族もそうであった。

●詩篇78:12, 43-51 → 出エジプト記7-12

この箇所はエジプトで神がなさってくださった10のさばきのことを指しているの
は明らかである。ここに書かれているツォアンとはエジプトのことである。

●詩篇78:13, 53 → 出エジプト記14章

ここも神が海を分けてエジプトから救い出されたということで明らかである。イ
スラエルは海の中を渡ったが、エジプトは通ることはできなかった。

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+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
May God bless you!
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