Subject:
詩篇52篇の構造(由美ママ説)
From:
伊藤 由美 <vza05653@nifty.com>
Date:
2001/09/11 1:25
To:
さいわいネット <saiwainet@egroups.co.jp>

+由美ママです。
詩篇52篇の構造を送ります。今週の学びも祝福されますように。

この詩篇はまだ記憶に浅い通読箇所�サムエル22;7から登場する
サウルの家来でつわものであるドエグの告げ口事件に関するダビデの反応と
みてよいのだろうか。

全体的な構造としては

前半でドエグのように悪と偽りを愛する愚か者の結末について語り、

後半ではそれとは対照的に
神のみに依り頼み、御名を待ち望むことがいかに幸いであるかを
ダビデは身を持って示してているように思われます。

もう少しテーマをしぼっていくとすると
5節の‘幕屋から引き抜かれる’と‘神の家にある・・・オリーブの木’あたりを
対比させて‘教会’に連なることの意味を問うべきでしょうか。

この‘引き抜く’‘根こぎ’であるとか‘木’となると
→‘実を結ぶ’
→‘良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます(ルカ3:9)
という連想もしてしまいますが、この詩篇ではいかがなものでしょうか。

ところで、ドエグは王の財産を管理する立場にあったらしいので
7節の‘豊かな富にたより’はそのことと関連していているのでしょうか?

あるいは9節最後の‘御名を待ち望む’を、今週の礼拝の‘御名に栄光を帰すること’
と関連させて考えると、
真の王ではなかったサウルに忠誠を尽くした家来と
真の王である神にのみ依り頼み、絶対的信頼をおいてその御名に栄光を帰した、
その違いを扱うべきなのでしょうか?

9節の‘こうしてくださった’は何を意味しているのでしょうか?
単にダビデがそのとき難をのがれたことなのか、もっと深い意味が?

先に質問をいろいろ書いてしまいましたが、
具体的な構造としては

1~7 善と義を悟らない愚か者の行く末
  
  1 神の恵み VS.悪を誇る
   2 破滅をもたらす欺き者
    3、4 偽り
    5 さばき
   6 正しい者
  7 神を力 VS. 富と悪 

8~9 神に依り頼む者のさいわい、さんび

前半をキアスマスで考えてみましたが、実は3、4、5の関連は
よくわかっていません。

よろしくお願いします。

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伊藤 由美
VZA05653@nifty.com
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