こうです。聖書全体の中でぶどうの木についてみました。
●創世記40:9-10
それで献酌官長はヨセフに自分の夢を話して言った。「夢の中で、見ると、私の前に一本のぶどうの木があった。
そのぶどうの木には三本のつるがあった。それが芽を出すと、すぐ花が咲き、ぶどうのふさが熟して、ぶどうになった。
・ここは聖書の中で最初にぶどうの木が出てくる箇所である。この箇所はヨセフがエジプトの献酌官長の夢のとき明かしをしているところである。
●民数記6:4
彼のナジル人としての聖別の期間には、ぶどうの木から生じるものはすべて、種も皮も食べてはならない。
・この箇所で神はモーセにナザレ人についての教えを与える。ナザレ人はぶどうの木に関するものを食べてはならない。それはぶどうの木とそれから生じるものはすべて富をあらわすからである。
●1列王記4:25
ユダとイスラエルは、ソロモンの治世中、ダンからベエル・シェバまで、みな、おのおの自分のぶどうの木の下や、いちじくの木の下で安心して住むことができた。
・ソロモンが全イスラエルを治めている頃、イスラエルは平和であった。ここで見ることができるようにぶどうの木は平和も表す
●エゼキエル17章
・ここで主はイスラエルになぞをかけ、イスラエルのことをぶどうの木にたとえる。またイスラエルをそのなぞをとおして、主がイスラエルをさばくことを教える。
●ホセア10:1
イスラエルは多くの実を結ぶよく茂ったぶどうの木であった。多く実を結ぶにしたがって、それだけ祭壇をふやし、その地が豊かになるにしたがって、それだけ多くの美しい石の柱を立てた。
・ここで神はイスラエルを良く茂ったぶどうの木と呼び、それが罪を犯したという。そして、イスラエルを二心のものとして取り扱う。
●ヨハネ15章
・ここでキリストはご自分のことをぶどうの木と呼ばれる。キリストは自分の中にとどまるように命じられる。そしてとどまらないものは燃やされるといわれる。
以上です。
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Koh Aoki 青木 光
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