Subject:
詩篇80篇 羊とぶどうの対比
From:
"Miwaza J. Kanno" <miwaza@miwaza.com>
Date:
2005/04/20 9:49
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

牧場とぶどうの木のたとえを対比しました。

■牧者ー農夫:

このふたつの職業の人が最初にでてくるのは、カインとアベルの話です。彼ら
は、神様にささげものをしましたが、カインは農夫であったので、地の作物を
持ってきました。そして、アベルは自分の飼っている羊の中から、最良の羊を
持ってきて、神様にささげました。神様は、アベルのささげものに目を留められ
たので、カインは怒ってアベルを殺しました。だからといって、農夫が悪い者で
あるというわけではなく、カインは農夫という、実を結ぶ仕事を与えられたの
に、それを悪くしてしまったということです。ちなみに、カインの父であるアダ
ムも地を耕す者でした。

■羊ーぶどう:

羊はどんどん増えて行く動物で、ぶどうは実がたくさんなるということからも、
つながりが見えます。そして、ふたつとも”地にはびこる”というようなイメージ
があります。そして、ぶどうは15節に書かれているように、神様の右の手で植
えられました。そして、民である羊も、神様の御手によって導かれます。

■牧場ー農場:

この両方の場所は、囲われている場所です。12節に書かれているように、ぶど
うの農場は石垣で囲まれているようです。なぜなら、それは敵がその実を摘み
取ってしまわないためです。牧場が囲まれているのは、ヨハネ10章1節から
の、羊と強盗のたとえからもわかります。そして、これらの問題は詩篇80篇の
問題でもあります。反対に、囲われている石垣から枝が越えるということは、祝
福であることが、ヤコブがヨセフを”ヨセフは実を結ぶ若枝、泉のほとりの実を
結ぶ若枝、その枝は垣を越える。”と創世記49章で祝福したところからもわか
ります。

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