Subject:
いのちのことば社 新聖書講解シリーズ 詩篇52篇 富井悠夫著
From:
"Miwaza Kanno" <miwazaML@kanno.com>
Date:
2001/09/12 14:44
To:
+さいわいネット <saiwainet@egroups.co.jp>

みわざです。
白本をやりました。

■参考とした文献:
いのちのことば社 新聖書講解シリーズ 詩篇52篇 富井悠夫著

■題:
勇士よ誇るな

■概説:
題の事件は1サムエル21章-22章に書いてある。
「エドム人ドエグ」はサウル王の家来で、「牧者たちの中のつわもの」であったと書
いてある。
この詩篇は、真の勇士とは神に忠実を尽くす信仰者のことであるという真理を、対象
的な表現によって述べている。

■構造:
1-5節 偽りの勇士
6-9節 真の勇士

■大切なこと:
1節の「悪を誇る」とは二重の罪である。
すなわち、悪を行い、悪を自慢するということである。
勇士とは(ヘブル語:ギッボール)富と力の両方に恵まれた頭のいい者のことであ
る。
2節の「欺く者」とは人を裏切る者のことである。
舌を制することのできない者は真の勇士とはいえない(ヤコブ3:9,10)
ドエグは舌を制することをしなかっただけでなく、偽りのほうを愛したと繰り返され
ている。
4節の「ごまかし」とは35:25の「われわれは彼を、飲み込んだ」の、「飲み込む」
という意味である。
人を飲み込んで滅ぼすような危険なことばを語り、惑わして、富を得、力を得るもの
は偽りの勇士である。
「引き抜かれる」「根こぎにされる」という強い表現は、1サムエル21:7でドエグが
「主の前に引き止められていた」ということと関係があろう。
「豊かな富に頼る者」は49:6にもでている。
9節の「こうしてくださったとは」とは神の救いのことか?あるいはこの詩篇で告白
した信仰と悟りを与えられたことだろうか。恐らく、ダビデに真の勇士の意味を教
え、また確認させてくださったことを感謝するという意味であろう。