Subject: 詩篇82篇 弱者貧者(将) |
From: Shou Itou |
Date: 2005/05/10 13:06 |
To: "+saiwai.net" <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+イトウショウです。 詩篇82篇にあり、聖書の中にも良く出てくる弱い者、貧しい者について聖書から 見ました。 聖書の中には弱い者、貧しい者の記述が直接的や間接的を含めて多く出てくる。 最初の人アダムは神から創造された時には裸であったが、それはアダムが未熟で 弱い者であったことを象徴的に表す者である。未熟な者は成長して成熟した者に ならなければならないが、アダムはその成長の過程で失敗してしまったのであ る。彼は、神から与えられた妻エバを自分より弱い者として守るべきであったの に、その責任を果たさなかったのである。 聖書の中で弱い者や貧しい者というのは、主にやもめや孤児を指す。イスラエル の律法の中にはやもめや孤児のための法律がたくさん書かれている。 ・レビ記19:15 不正な裁判をしてはならない。弱い者におもねり、また強い者にへつらっては ならない。あなたの隣人を正しくさばかなければならない。 イスラエルの民は、自分たちの間にいる弱い者、つまりやもめや孤児を無視して はならず、かえって保護しなければならない。彼らは貧しい存在であるので、生 活に苦しみ、異邦の国では不正な裁きをされることもあるが、イスラエルではそ のようなことはない。 ・申命記24:19-21 あなたが畑で穀物の刈り入れをして、束の一つを畑に置き忘れたときは、それ を取りに戻ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものと しなければならない。あなたの神、主が、あなたのすべての手のわざを祝福して くださるためである。あなたがオリーブの実を打ち落とすときは、後になってま た枝を打ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとし なければならない。ぶどう畑のぶどうを収穫するときは、後になってまたそれを 摘み取ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしな ければならない。 やもめや孤児は貧しいので毎日のたべるものにも困るほどである。イスラエルの 中で土地を持って農業をしている人は、(この箇所には書かれていないことであ るが)収穫は1回のみであり、やもめのために四隅を残し、取り残しは弱者のため に残しておかなければならない。貧者のために収穫を少し残すことよって、主は その人を祝福して収穫をましてくださり、そのまた少しを残すことによって収穫 はもっと増えていく。-- Shou Itou E-Mail: shou_itou@parkcity.ne.jp