Subject:
詩篇84篇「火曜日の聖書研究」
From:
"+ShinyaKanno" <shinya@kanno.com>
Date:
2005/05/24 10:36
To:
"Saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

+ちゃんくんです。

84篇の構造はほんとに大きくわけて三つになるのか。
同じテーマが繰り返されているので、構造のつながりがすぐにわかりそうだが、そうではない。
三年前は三段階になっていると言っていたが、たぶんその考え方はまちがっているだろう。

今まで、構造を考えるときにはセラとキーはいちよう尊重してきた。
構造を考えるときには10節と11節の頭にキーがあるので、9-11節まではぜったいにわかれない。
5-12節はもしかしたらキアスマスになっているのではないか。

5節は幸いではじまって、8節に聞いて下さいがあって、9節には見て下さいがある、そして、12節にはまた幸いがある。
8節と9節の聞いて下さいと見て下さいというのを並行していると考える。
そうしたら1-4節の並行はどうなるのかということになる。

ここも5-12節と同じようにキアスマスになっていると考えることはできる。
4節には幸いがあるが、1節には何もないと思う。
しかし、よく読んでみると、なんと慕わしいことでしょうというテーマがある。

幸いは人について言われる言い方である。しかし、慕わしいというのは住まいについてつかわれている。
雀とつばめというのは鳥のなかでも弱いものである。そのような鳥にも住まいが与えられた。
2節と10ー11節のところには大庭ということばが直接あるので、並行しているのではないかと考えることはできる。

1-4節の中には願いというテーマが出てこない。しかし、そのかわりに2節と4節に賛美するということが出てくる。
これは忘れてはならないことである。願いに答えられたのなら、賛美する。
このように考えてきたときに出てくる質問は、12節の信頼する人って何?
もしかしたら、5-8節は御霊で、9-12節にはメサイア(御子)というふうに考えられるかもしれない。

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+審也@カンノファミリー
 mailto:shinya@kanno.com
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